Rimの家庭でできる「ゆる」モンテッソーリ子育て in Hawaii

ハワイでのワーママ子育て雑記。ハワイ生活、モンテッソーリ、RIEペアレンティング、発達心理学などのテーマも。

モンテッソーリ実践編: 今実践していること

モンテッソーリって何歳から始めるもの? と聞かれることがあります。

答えは・・・「何歳でも!」

赤ちゃんからのモンテッソーリという本もあるくらい、モンテッソーリは新生児からでも始められるみたいです。

今回は現在9か月の娘に私がしているモンテッソーリ的なアプローチを紹介します。

 

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はじめに

はじめに書いておきたいのは、「実践編」としましたがあくまでモンテッソーリをかじった程度の私が個人で考えて実践しているものであること。

もしかしたらモンテッソーリのプロの先生からしたら「それってモンテじゃないよ」と言われてしまうこともあるかもしれません。

もう一つは、これらのやり方はあくまで一つのやり方の例であって、マニュアル的なものであったり誰でもこうするべき! と思っているわけではないこと。

私が自分の娘を観察しながらできそうなことからゆっくり始めていきました。

なのでご参考までに😄

 

実践編は娘が大きくなるにつれてだんだん変わっていくと思うので、ときどきアップデートとして書いていけたらいいな、と思います。

 

では、現在9か月の娘に実践していることです。

 

説明する

これを始めたのはたしか娘が2-3か月くらいの時だったと思います(その頃は生活が慌ただし過ぎて記憶が欠落している部分もありますが😱)。

 

カリフォルニアから日本へ引き揚げ、2か月半後にまたハワイへ引っ越しをしたのでとにかく生活が不安定で、寝る時間も食事の時間もバラバラ。

娘には辛い思いをさせてるな~、と思いながらも決めてしまった予定は仕方がなかったので、せめてもと思い始めました。

 

「説明する」というのは、今の状況を説明することと、これから起こることを説明すること。

 

たとえば娘が朝起きたら、

「おはよう。よく眠れたかな? お腹空いたでしょう。ミルク飲もうね。そのあと顔を洗うよ。」

「お顔さっぱりしたね。じゃあ着替えをしようか。今日は寒いみたいだから暖かくしようね。長袖と上着も着ようか。今日は病院の日だよ。パパとママの準備ができたら車に乗って出かけるよ。」

「準備はいいかな? じゃあ車に行こうね。カーシートに座ってベルトを付けるよ。オモチャを持ってきたから病院に行くまで遊んでようね。病院が終わったらまたミルクを飲もうね。あ、救急車がいるね。ちょっと止まって待ってようね。」

「はい、病院に着いたよ。今日は先生が体重を測ってくれるよ。体重増えてるといいね。痛いことしないから大丈夫よ。じゃあベルトをはずすよ。それからストローラーに入るよ。少しだけ外を歩くよ。すぐに着くからね。今日はいい天気だけど風があるね。寒いからブランケットかけていこうか。」

などなどなど・・・。

 

娘にしたら多分うるさいくらい?😅

ずーっと状況説明をしています。

 

今もお世話をするときは:

  • 何をするのか
  • どのくらいかかるのか
  • どんな風にするのか
  • 何を使うのか

などを説明しながらしています。

 

生活が安定していなかったとき、説明することで少しでも「今日どこに行くの?」「何するの?」「誰と会うの?」を事前に知ってくれたらよかったな、と思います。

 

これがモンテッソーリの何に該当するかというと、

一人の人間として尊重すること

家族の活動に加えること

などに当てはまります。

 

娘はまだ色んな活動に参加することは難しいですが、状況を知ってもらうことで家族の一員であることが伝わればいいなと思っています。

 

声がけ、言葉がけだけでいえばモンテッソーリでない他の育児方法でもあると思うのですが、モンテッソーリの声がけは現実に即している、という特徴があります。

実際に回りで起こることだけを選んで説明しています。

 

あと、気が付いた方もいるかもしれないですが、娘に話すときに赤ちゃん言葉をほとんど使っていません。「わんわん」や「ぶーぶー」など、幼児語も交えていません。「犬」「車」と呼んでいます。

 

モンテッソーリでこれらのことが禁止されているわけではないのですが、あまりすすめられていないみたいです。

モンテッソーリではリアリティを追及することも一つの特徴みたいですね。

幼児語を使うよりも本当の呼び方を使うことで言葉を早く覚えてもらう目的だと思います。

 

 

意思を確認する

モンテッソーリの本を読んでいたときに、赤ちゃんのお世話をするときは自分がお世話をして欲しいようにするべし、と書いてあって「なるほど」と思いました。

非力で自分のことさえたいしてできない赤ちゃんですが、それでも自分の体を他人に好き勝手にいじられたりいきなり触られたら嫌だろうな~、と。

 

なので、例えば娘を抱き上げるときはなるべく正面から近づいて、「一緒に来る?」とか「抱こうか?」と言いながら両手を差し出します。

娘がそれに応えて手を伸ばしたら、そこではじめて抱き上げます。

 

たまに何かに熱中していて「来る?」と言っても応えない時があるので、その時は数秒待って、また声をかけます。

 

娘が抱き上げられたくない時はほとんどないので2-3回のうちには抱き上げさせてくれるのですが、どうしても応えない時はたとえば、

「ごめんね、もうお出かけの時間になっちゃったから一緒に行こう。帰ってきたらまたそれで遊ぼうね」

と声をかけてから抱き上げます。

 

これも3か月くらいのときに始めました。

 

このアプローチがモンテッソーリの何に該当するかというと、

一人の人間として尊重すること

なるべく自分のことは自分で決めること

自分の決断を伝えること

などです。

 

まだ言葉でのコミュニケーションがとれないので、娘のノンバーバル(非言語)なコミュニケーションも大事に受け止めるようにしています。

 

・・・とはいえ、すっごく急いでる時なんかは抱き上げてしまってから「あ、ごめんごめん」という時もあります😅

あと、危険なことをしようとしてるのを止める時は声をかけずに抱き上げます。

 

 

環境を調節する

前にも書いたように、環境を子供の成長に合わせて変えていく、調節していくことはモンテッソーリをやっていく上で永遠のテーマみたいなものです。

この何か月か、娘は「一人座り」「ずりばい」「ハイハイ」「つかまり立ち」「伝い歩き」などにどんどん挑戦していったので、とにかくこれらのプロセスをサポートしたいと思って家の改善に取り組みました。具体的にやったことは:

  • 娘に触って欲しくないすべてのものを棚の上または中に
  • 家具の尖った角をカバー
  • コンセントをカバー
  • 毎日の床掃除の徹底
  • ベッドの高さをもうけない

などです。

私が目指したのは娘になるべく自由に家の中を動いてもらうこと。

モンテッソーリの理念の一つである、枠組みの中で自由にさせることです。

これを英語ではCreating "Yes" Spaceといいます。

 

私が読み聞きした中でこれはどういうことかというと:

  • ここに行っちゃダメ、ここを触っちゃダメなどのNoという言葉をなるべく使わない
  • ベビーゲートやサークルなどで子供の動く範囲を制限しない
  • スイング、バウンサー、ジャンパー、歩行器などは子供の自然な動きを制限するものなのでなるべく使わない
  • なるべくクリブ(柵のついているベビーベッド)は使わない

 

でもねー。これ、できる範囲でいいと思うんです。全部100%実行していたら文明の力をほとんど使えなくなってしまうのでね。

実際、うちもスイングはお昼寝用に1日1回は使っています。

 

幸い、うちには階段がないのでゲートを置かなくても落ちる心配などはありませんでした。

2,3か月の頃からモンテッソーリに興味があったのでハワイに引っ越してからクリブも買わなかったし、バウンサーもジャンパーも歩行器も買ってないし、サークルも買いませんでした。

これだけで結構な節約になったんじゃないかと思います。

 

ついでに言うと、引っ越した際、私と夫の大人用のベッドも買いませんでした。

今は床に大きめマットレスを置いて3人で川の字で寝ています。

 

朝娘が一番に起きることが多いのですが、娘は起きるとまず私を起こしに来て、その次に夫を起こしに行きます。

で、私たちと一緒に一人でベッドを下りてリビングに向かいオモチャで遊び始めたり、私の後を付いてトイレに来たり、洗面所に来たりします。

 

言わずもがなだと思いますが、これらのアプローチがモンテッソーリの何に該当するかというと、

自立を促すこと

枠組みの中での娘の自由を尊重すること

自分で行動するという自主性を育てること

になります。

 

もちろん、娘はまだ甘えたい盛りなので起きてすぐ抱いて欲しいという時も多いです。

その時は断らず、抱いて移動しています。

 

 

選んでもらう

 さて、次は選んでもらう、です。

これは6か月の頃から始めたと思います。

 

娘ができる範囲で、自分の使うものや身につけるものを自分で選んでもらっています。

今取り組んでいるのは:

  • オムツ: 2つの柄から好きなほうを選んでもらいます
  • 洋服: その日に着る洋服を2択から選んでもらいます
  • 本: 絵本を読んであげる時はだいたい3冊くらいなのですが、はじめの2つを私が選んで、最後の一つを娘に2択から選んでもらいます。寝る前の絵本の時間だけ、私が3冊を選んで、一番最後に娘に3冊の中からリクエストという形で選んでもらい、それをもう一度読んでいます

はじめに選ばせた時は時間がかかったり戸惑ったりしていましたが、今では慣れてきてけっこうスムーズに選んでくれることが多くなりました。

 

まだ3択よりは2択のほうが選びやすいみたいです。

 

このアプローチがモンテッソーリの何に該当するかというと、

自分の意思・決断を伝えること

一人の人間として尊重すること

(自分のことを自分で決めることで自立を促すこと

になります。

 

娘が成長するにつれ、選択できることも増えてくると思うので今から楽しみです。

 

 

見守る

 最後は「見守る」です。

これはモンテッソーリのメインテーマみたいなものではないでしょうか。

 

最近(7か月くらいから)になって、娘は何かに集中することがだんだん増えてきました。

何かに触ろうとしていたり、引っ張り出そうとしていたり、カーペットの端をむしり取ろうとしていたり、本を全部引き抜こうとしていたり。

 

ホコリを見つけたり、髪の毛を拾ったりして指でつまんで遊ぶので

「やめて~~~😱」

と思う気持ちもありますが、そこはぐっと我慢です。

 

娘が集中しているときは、モンテッソーリの教えに従って、口出しせず、手出しもせず、見守るようにしています。

 

ホコリや髪の毛を口に入れようとしたらさすがに止めますが😅

 

最近は本がとくに好きみたいで、1日に3回くらいは全部の本を引っ張り出しては1冊1冊確認するように見ているので床は常に本のたまり場になっています。

それでも娘が集中してやっていることだから、好きに見てもらっているし、娘の手の届かない所に片付けたりもしていません。

娘が見たいときに、見たいようにできるようにしています。

 

このアプローチがモンテッソーリの何に該当するかというと、

枠組みの中での娘の自由を尊重すること

自分で行動するという自主性を育てること

です。

 

長くなりましたが、9か月の今実践していることを紹介しました。

とはいえ、私も毎日これらのことを100%完璧にこなしているわけではありません。

仕事で一緒の時間を思うように過ごせない時もあるし、できる時にできることをしている感じです。

 

これらのことを実践してみて個人的な感想ですが、私の育児に対する姿勢が安定したことで、娘も安定したような気がします。

 

あとは見守るという練習をたくさんすることで、自分のはじめのリアクションを抑えて、娘の行動とその意味をひと呼吸おいて考えるクセが付いたのは良かったな、と思います。

 

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