前回に引き続き、モンテッソーリをなぜ今やろうと思っているかです。
3.内的動機を大事にするから
心理学の話になるのですが、人が何かをやりたいと思う動機には内的と外的があります。
動機は、イコール「やる気」で、何故行動をするのか、という部分です。
外的と内的の違いを簡単にいうと、
外的動機=自分の外から与えられるものを目的とする
例)人に認められる、お金を得る、有名になる、愛される、など
英語ではextrinsic motivation
内的動機=自分の内からそれをやりたい気持ちが湧いている
例)自分がそれをやりたいと思う、それが面白いと思う、興味がある、など
英語ではintrinsic motivation
例として「仕事」をあげますが、外的動機だけで仕事をしている状態というのは「仕事つまらないしやりたくないけど、行かないと上司に怒られるしクビになって給料も出ないから、仕方なく行こう」
というのが外的動機で仕事に行っている状態です。
では、内的動機で仕事に行くということは、「この仕事給料は安いけどやりがいがあって楽しいし、やりたい仕事だから今日も仕事行こう」という状態です。
じゃあ、このどちらの動機が大事なのか?
結論からいうと、どちらも大事です。
ほとんどの人が仕事に行くとき、外的動機も内的動機もどちらも働いていると思います。
どちらも大事ではあるんですが、外的動機だけで動いている人というのは、外から与えられるものが無くなると途端にやる気が起きなくなってしまいます。
逆に、内的な動機で物事をできる人は効率よく、外に頼らないのでやる気が高く持続し、簡単に諦めないという特徴があります。
さらに内的動機には、やりがい、満足感、充足感、達成感、更には幸福感にもつながりやすいという特徴があります。
そういう意味では、私の子育ての目標は内的動機を育ててあげることかな、と思います。
モンテッソーリはこの内的動機をとても大事にしています。
自分で選んだ物事を集中して、邪魔されず、満足できるまで取り組むことで、内的動機が育っていくのだと思います。
以上。ダラダラ書いてしまいましたが、モンテッソーリに対する私の期待が伺えますね😅